インターネット上の広告を利用することによって、多くのユーザーを集める手段はサイト運営上ではとても有効です。
ユーザーがやってくることによって商品やサービスが売れれば、それで利益を得られるようになるからです。しかし、こういった手段がSEO対策に繋がっているとはいえないのが難しい点です。そもそも、インターネット上の広告のターゲットは、あくまでもユーザーだからです。検索エンジンを対象としているSEO対策とは、根本的に違います。SEO対策は、検索エンジンに好まれる対策をしていくことで初めて効果を発揮します。インターネット上の広告は、確かに一時的に検索エンジンを通して多くのユーザーを集められるメリットがあります。
一方で、これが継続的に行われるわけではありません。コストに見合ったリターンを得られているだけなので、このコストが尽きた時点でその効果が失われてしまうからです。しかも、ユーザーに対して評価を与えることはできるものの、検索エンジンに対して好意的な評価を発信しているわけではないので、結局SEO対策には繋がらない可能性もあります。インターネット上の広告を利用するときには、それと同時に検索エンジンへの配慮も忘れないようにする必要があります。SEO対策は、極端な例だとユーザーに評価されなくても検索エンジンに評価されれば高い掲載順位を狙えます。こういった前提を理解しながら、広告との使い分けを行っていく必要があります。